【6月6日 MODE PRESS】デザイナーのドナテッラ・ ヴェルサーチ(Donatella Versace)は、英国のエリザベス女王 (Queen Elizabeth II)の服を手がけてみたいのだという。英オックスフォード大学(Oxford University)の弁論クラブ、オックスフォード・ユニオン(Oxford Union)で開催されたトークセッションで語った。

 「もし誰でもいいというのであれば、エリザベス女王の服を手がけたいです」とドナテッラ。「女王は何でも着こなせる人。決して黒を着ないので、 ぜひ黒を着てみてもらいたいですね。さらにレザーを加えて、ロックンロール調にしたいです」と語った。

  また、「ファッションとは、必要なときに使える武器のようなもの。私自身、ルックスはタフに見えるけれど、親しくなった人はそうではないと気付くはず」 とドナテッラ。兄ジャンニ・ヴェルサーチ(Gianni Versace)の死後、ブランドを引き継いだ当時を振り返り「ジャンニが亡くなった最初の年、ファッションは鎧のように役に立ちました。悲しみを抱えながら“天才”と称された兄と比較されながら暮らすのは大変でしたから。人々が口々に『彼女にできるの?』と言うのを聞くのは辛かった。私は、これらの感情を隠すために、自分のイメージというものを利用していました」と語った。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS

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