【5月3日 AFP】今年のアカデミー賞(Academy Awards)で5冠に輝いた映画『アーティスト(The Artist)』に出演し、芸達者な演技で話題になった犬のアギー(Uggie)が、処分を免れハリウッドスターになるまでの激動の半生をつづる自伝を「書く」ことが決まった。

 タイトルは「Uggie -- my story(アギー:私の物語)」で、10月にサイモン&シュスター(Simon & Schuster)グループのギャラリー・ブックス(Gallery Books)から発売される。

 といっても、アギーは2002年生まれのジャックラッセル(Jack Russell)なので、実際に筆を執るのは伝記作家の(Wendy Holden)氏だ。出版元によれば、処分を待っていたどん底の日々から4本足の映画スターになるまでのドラマチックな半生が描かれる。

 犬のタレントショーを巡ったこと、『恋人たちのパレード(Water for Elephants)』や『アーティスト』への出演、さらに最近では任天堂(Nintendo)の宣伝キャラクターになったことも含まれる。ジョージ・クルーニー(George Clooney)、ジェシカ・シンプソン(Jessica Simpson)、ケイティ・ペリー(Katy Perry)などこれまでに出会ったスターたち、そして『恋人たちのパレード』で共演し最愛の人となったリース・ウィザースプーン(Reese Witherspoon)も登場する。

 だが、輝かしいキャリアばかりに焦点を当てる訳ではなさそうだ。出版元によれば、私生活における「ネコ殺し」など「犯罪者」としての裏の顔も率直に描かれるという。(c)AFP