【4月7日 AFP】テレビ東京(Tokyo Television)は6日、13日から予定していた米人気テレビドラマ『24 - TWENTY FOUR』のファイナルシーズンの放送を延期すると発表した。

 延期の理由について、テレビ東京は「震災発生に伴う福島第1原発の状況を踏まえ」ての判断とウェブサイト上で説明している。代わりに『24』のシーズン5を放送するという。

 シリーズ8作目にあたるファイナルシーズンでは、キーファー・サザーランド(Kiefer Sutherland)演じる対テロ機関捜査官ジャック・バウアー(Jack Bauer)が、放射能で被ばくしながらも、核燃料棒を敵の手から守るというストーリー。

 テレビ東京広報は、福島第1原発の事故で大気や海水への放射能漏れの問題が進行中である現在、こうしたドラマの内容が、日本の視聴者の不安感をあおる恐れがあることから、放送延期を決めたと説明している。(c)AFP