【4月5日 AFP】映画『ターミネーター(The Terminator)』で「アイルビーバック(I'll be back、“戻ってくる”の意)」の名ぜりふを残したアーノルド・シュワルツェネッガー(Arnold Schwarzenegger)前カリフォルニア(California)州知事(63)が、アニメのキャラクターとして8年ぶりのショービジネスの世界に戻ってきた。

 ボディービルダーから俳優、そして政治家へと転身を遂げたシュワルツェネッガーが登場するアニメのタイトルは、本人が州知事時代に付けられたニックネームと同じ「ザ・ガバネーター(The Governator)」。知事を退任したあと、家族と暮らす普通の男、そしてスーパーヒーローとしての二重生活を送る主人公の活躍を描く。主人公の声もシュワルツェネッガーが担当している。

 フランス・カンヌ(Cannes)で開幕した国際テレビ番組・デジタルコンテンツ見本市「MIPTV」の初日、シュワルツェネッガーは同作のプロモーションに登場。「アクションやコメディーの要素は多いが、暴力は一切ない」と語った。

 州知事退任後の動向について注目が集まっているシュワルツェネッガーだが、スクリーンへの復帰について記者から尋ねられると、様々な脚本に目を通していることを明かしつつ、今は「ザ・ガバネーター」に集中するため決めてはいないと答えた。(c)AFP/Audrey Stuart