【4月5日 AFP】子宮頸(けい)がんで余命わずかと宣告され、3月22日に亡くなった英国のリアリティー番組タレント、ジェイド・グッディ(Jade Goody、享年27)の葬儀が4日、英国東部エセックス(Essex)州ラウトン(Loughton)で行われた。

 グッディの棺はロールスロイス(Rolls-Royce)の霊きゅう車で、彼女が育ったロンドンの労働者階級の街バーモンゼイ(Bermondsey)から最後に暮らしたバックハースト・ヒル(Buckhurst Hill)に運ばれた。沿道に集まった数千人のファンは花を散らして早すぎる死を悼み、カメラマンは霊きゅう車に群がりベストショットを狙った。

 葬儀が執り行われたセント・ジョン・ザ・バプティスト教会(Saint John the Baptist Church)の周囲にも大勢が集まった。夫のジャック・ツイード(Jack Tweed)さん(21)がグッディについての詩を朗読し、ゴスペルの聖歌隊がアメージング・グレイス(Amazing Grace)を歌うなか棺は教会に運び込まれた。

 葬儀では生前グッディが録画していた、「これは私から(のメッセージ)です。どこかで会えるかもしれないわね。バイ」という言葉で終わるビデオクリップも上映された。

 英国ではグッディの一件で子宮頸がん検診を受ける若い女性が急増し、啓発団体やゴードン・ブラウン(Gordon Brown)英首相は彼女の功績として高く評価していた。(c)AFP/Katherine Haddon