【7月4日 AFP】日本のマンガ、アニメ、テレビゲーム、ファッション、ポップカルチャーなどを紹介するジャパンエキスポ(Japan Expo)が3日、パリ(Paris)で開幕した。

 9回目となる今回は4日間の会期中に10万人の来場者が見込まれている。2007年は3日間で8万人が訪れた。

 今やフランスの子どもの2人に1人は日本のマンガを少なくとも1つは読んだことがあるといわれ、すべての年代が日本のテレビアニメを見て育っている。同国は日本国外では第2位のマンガ市場であり、そのほかの日本文化に対する関心も高まっている。

「マンガは日本のポップカルチャーにとって先陣のような役割を果たす。マンガをきっかけに、日本の言葉、食べ物、ファッションに対する興味へと進んでいく」と、ジャパンエキスポを主催するCyril Grillon氏は説明する。

 同見本市には、ベテランから新人まで数十人のマンガ家が作品を展示するほか、日本からアーティストやゲームクリエーターもゲストとして参加し、パンク、ポップ、エレクトロなどのコンサートも行われる。

 そのほか、「コスプレ」として知られるアニメのキャラクターの衣装をまとった人たちのコンテストや、アマチュアマンガ大会、ゲーム大会、スケッチコンテスト、武術大会、ファッションショーなどさまざまな催しが予定されている。華道、数独、禅、碁などの、伝統的な日本文化にも触れることができる。

 今年は、日本とフランスの外交樹立150年にあたる。(c)AFP