【9月16日 AFP】日本国内で唯一稼働していた福井県の関西電力(KEPCO)大飯原発4号機は15日、定期検査のために原子炉の停止作業を開始した。原発反対の世論が強いなか、再稼働の目処は立っていない。

 関西電力によれば、15日午後4時40分から出力を徐々に下げ始め、16日未明に完全停止する計画。

 日本国内で稼働する原発がゼロになるのは、2011年3月の東日本大震災で福島第1原発がメルトダウンして以降、これが2度目。原発事故以前は、日本の電力供給の約3分の1が原子力で賄われていた。

 安倍晋三(Shinzo Abe)首相は原発推進を明言しているが、国民はまだ安全性に疑問を抱き、再稼働に反対する声が多い。(c)AFP/Hiroshi HIYAMA