【7月23日 AFP】中国・湖南(Hunan)省長沙(Changsha)市で20日、超高層ビル「天空都市(Sky City)」の着工式典が行われた。完成すれば世界一高いビルとなる。建設を手掛ける「遠大科技集団(Broad Group)」が22日、AFPに送付した声明で明らかにした。2014年4月までに完成を予定しているという。

 建設現場に掲げられたビルの完成予想図には、高さ838メートルと明記されており、現在世界一の高さを誇るアラブ首長国連邦(UAE)ドバイ(Dubai)の「ブルジュ・ハリファ(Burj Khalifa)」(828メートル)をわずかに上回る。

 声明によると、基礎部分が完成した後の工期は4か月。総工費は90億元(約1459億円)という。

 ただ中国ではこれまで、構造上の欠陥によるビルの倒壊事故が何度か起きており、「天空都市」についても、その工期の短さから安全性を懸念する声が上がっている。(c)AFP