【6月25日 Relaxnews】ドイツのスポーツカー・メーカー、ポルシェ(Porsche)は本格的な子供用ペダル駆動ゴーカートを販売している。価格も900ドル(約8万8000円)と本格的だ。

 通常、プロ用自転車に使われる製造技術と素材を使用し、ポルシェのデザインをふんだんに取り入れた「ポルシェ・ドライバーズ・セレクション・ゴーカート(Porsche Driver’s Selection Go-Kart)」は、インフレータブル・タイヤを付けた複合合金ホイール、しっかりとしたスポーツシートを備えている。ドライバーはハンドブレーキに加え、ペダルを逆回転させるとブレーキがかかるコースターブレーキを使って回避行動をとることもできる。

 ゴーカートの重さはわずか25キロ。ドライバーの力のみで前進する場合であっても軽快で素早い。レース用にチューニングされた本格的な6気筒エンジンを搭載していない点は、安全に配慮する親たちにとってはむしろ魅力的だ。

 ポルシェによると、このゴーカートを運転できるのは体重が50キロ以下で、身長が150cm以下の5歳以上の子供だという。

 次世代のドライバーを対象にした巧妙なブランド戦略だと感じる親も多いだろう。ポルシェのライバルであるBMWも、育児用品メーカーのマクラーレン(Maclaren、F1のレーシングチームとは無関係)とタイアップしてレーシングカー仕様のベビーカーを販売している。(c)Relaxnews/AFPBB News