【6月18日 Relaxnews】仏パリ郊外のルブルジェ(Le Bourget)空港で17日から開催中の第50回パリ国際航空ショー(The 50th Paris Air Show)は、21日から23日まで一般公開を行う。隔年で開催されるこの航空ショーではデモンストレーション飛行や、地上に展示された機体の内部を見学できる。今年のショーで見逃せない5つの見どころを紹介しよう。

■デモンストレーション飛行 
 ロシアの戦闘機スホーイ35(SU-35)を含む40機以上が毎日午後に3~4時間のデモンストレーション飛行を行う。ロシアの戦闘機が海外で飛行するのは史上初。また今年60周年を迎えた仏空軍のアクロバット飛行チーム「パトルイユ・ド・フランス(Patrouille de FrancePAF)」も飛行する予定だ。

■航空機内の見学
 近未来的な最先端航空テクノロジーを機内から見ることができる貴重な機会。「エアバスA380(Airbus A380)」、「ボーイング787ドリームライナー(Boeing 787 Dreamliner)」、軍用輸送機「エアバスA400Mアトラス(Airbus A400M Atlas)」が今年の目玉だ。

■VIP席 
 滑走路に隣接する3万平方メートルの広大な芝の上で、デモンストレーション飛行を見学できる。また約3000人を収容可能な観覧席の入場料は、1人当たり10ユーロ(約1255円)。

■巨大スクリーンでの生中継
 複数の巨大スクリーンが空港とその周辺のさまざまな場所に設置され、デモンストレーション飛行を生中継する。また同イベント史上初めて、スマートフォンアプリを導入。会場を案内してくれる他、毎朝、その日のアクロバット飛行情報を知らせてくれる。

■航空宇宙博物館は入場無料
 航空ショーのチケットで、ル・ブルジェ航空宇宙博物館(Musée de l'Air et de l'Espace du Bourget)にも無料で入場できる。同博物館は、大西洋横断に成功した1929年製造の「ポワン・タンテロガシオン(疑問符)号(Point d'Interrogation)」から、超音速旅客機コンコルド(Concorde)の第1号、英空軍の単座戦闘機スピットファイア(Spitfire)まで、航空機400機以上のコレクションから150機が展示されている。

 6月21~23日の第50回パリ国際航空ショー一般公開は、入場時間:午前8時30分 ~ 午後6時、入場チケットは13.50ユーロ(約1700円)。 (c)Relaxnews/AFPBB News