【6月13日 AFP】フランスでは、航空管制官によるストが続いており、これまでに国内で数千便のフライトが欠航となった。また12日には鉄道員によるストも始まり、翌13日も交通機関の大幅な混乱が続く見込みだ。

 鉄道のストは12日夜から国内全域で始まり、14日朝までの運転本数は通常の半数以下となる見込みだ。一方、欧州の空域を単一化する計画に反発する航空管制官らは、11日から2日間にわたりストを続けている。

 13日にはパリ(Paris)にある2つの主要空港、オルリ空港(Orly Airport)とシャルル・ドゴール空港(Charles de aulle Airport)を出発する便の約4分の3が欠航。フレンチ・リビエラ(French Riviera)の主要空港、ニース(Nice)国際空港も大きな影響を受けた。

 ストは当初、13日も続く予定だったが、労組側は3日目の実施を中止している。

 一方の鉄道労組によるデモは、鉄道サービスを運営するフランス国有鉄道(SNCF)と鉄道網のメンテナンスを手掛けるフランス鉄道線路事業公社(RFF)を合併させて新たな国営企業を創設した上で、両事業部を個別に運営させるという政府の計画に反発したものだ。(c)AFP/Angus MacKinnon