【5月31日 AFP】仏紙フィガロ(Le Figaro)は31日、匿名の情報筋の話として、仏自動車大手ルノー(Renault)が三菱自動車(Mitsubishi Motors)との提携を検討中だと報じた。ルノーが独メルセデス(Mercedes)と行っている共同開発プロジェクトと同様の提携を模索しているという。

 ルノーはメルセデスを傘下に持つ独ダイムラー・グループ(Daimler)と提携し、自社の小型車トゥインゴ(Twingo)とメルセデスの小型車スマート(Smart)の生産開発や商用車、エンジン開発などを共同で行っている。

 一方、三菱自は以前、仏プジョー・シトロエン・グループ(PSA Peugeot Citroen)との提携をを目指したが交渉は決裂。世界の自動車メーカーが提携を強める中で、三菱自は取り残されつつある。

 三菱自は既にルノー傘下の日産自動車(Nissan Motor)と合弁で軽自動車の開発を行っている。フィガロ紙によると、ルノーは三菱自、日産との間での提携事業を30件ほど検討しているという。(c)AFP