【5月24日 Relaxnews】飛行機に乗る際に座席のクラスを無償アップグレードしてもらうコツは、マイレージサービスのポイントをためること、ビシッととしたスーツを着用すること、非の打ちどころのないマナーを身につけること、そして手足の骨を1~2本骨折していること――。こんな結果が、旅行関連サイト「スカイスキャナー(Skyscanner)」が客室乗務員700人を対象に実施した調査で明らかになった。

 調査では、乗務員の61%がエコノミーチケットの乗客の座席を上級クラスにアップグレードしたことがあると答えた。

「アップグレードしてもらえる可能性が最も高いのはどんな乗客か」との問いには、「身なりの整った30代の1人旅の男性」と答えた人が最も多かった。一方、最も可能性が低いのは「女性ばかりの団体旅行客」で、独身最後の旅を楽しむ女性グループや、挑発的で露出の高い服を着た10代後半の若い女性たちなどが例に挙げられた。

 また、乗務員の約4分の3が、1人旅で地位が高く、マイルがたまったカードを誇らしげに見せる乗客を歓迎する傾向があると答えた。

 もう1つ、無償アップグレードを受けられる可能性がぐっと高まる要因がある。「骨折」だ。乗務員たちは、骨折している乗客には同情してしまうらしく、回答者の約3分の2が「アップグレードしてあげる可能性が高い」と答えている。

 調査では乗務員たちが、昔ながらのマナーの良さを好ましく思っていることも明らかになった。(c)Relaxnews/AFPBB News