【5月8日 AFP】7日の米株式市場は、米経済に対する投資家らの楽観的な見方を反映して上昇、優良株で構成するダウ工業株30種平均(Dow Jones Industrial Average)は終値で初めて1万5000ドルを超えた。建設機械大手キャタピラー(Caterpillar)などをはじめとする銘柄が大きく上げたことが、株価全体をけん引した。

 ダウ平均は7日、前営業日比87.31ドル(0.58%)高の1万5056.20ドルで引けた。3日の取引時間中にも一時、初めて1万5000ドルを上回っていた。スタンダード&プアーズ(S&P)500指数は同8.46ポイント(0.52%)高の1625.96で終え、4営業日連続で過去最高値を更新。ハイテク株の比率が高いナスダック(Nasdaq)総合株価指数は同3.66ポイント(0.11%)高の3396.63で終えた。

 米株式相場の連日の上昇の背景には、世界的な金融緩和や、一部の米経済指標が改善していることなどがある。(c)AFP