【3月31日 Relaxnews】2016年夏の五輪開催地、ブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)のホテル産業協会は26日、16年までに同市には250軒の新しいホテル(客室数2万室)が建設されると発表した。

 リオデジャネイロ宿泊産業協会(ABIH-RJ)のアルフレッド·ロペス(Alfredo Lopes)会長は記者会見で、「2016年の五輪で、リオにはあと1万2000室が必要になる」と語った。

 市の税制優遇措置のおかげで、同業界は新しいホテルの建設に15億ドルを投資したという。「2016年までに、現在の3万室から5万室に増えるでしょう」

 2014年に開催を控えているサッカーW杯(World Cup)では、ホテルの客室稼働率はすでに74%を超えることが確実だという。

 同協会はホテル料金のつり上げを防止するため、提供されるサービスに相当する料金かどうか確認する監視機関を設けた。しかしロペス会長によると、政府はいかなる価格の操作にも関与しないという。

 ロペス会長は、政府の役割はブラジルの玄関口であるリオの観光促進だとし、そのためには治安の改善、特に主なスラム街における警察の能力を向上させることこそが必要だと指摘した。(c)Relaxnews/AFPBB News