【2月25日 AFP】経済成長の失速が指摘される中国だが、2012年の金生産量は前年比11.66％増の403.1トンに達していたと、国営の新華社（Xinhua）通信が工業情報省の統計を引用して23日に報じた。

　中国はインドに次ぐ世界2位の金消費国。業界団体ワールド・ゴールド・カウンシル（World Gold Council、WGC）は中国の金市場の2012年の需要を前年とほぼ同じ776.1トンと予測していた。WGCは今月公表した最新の報告書で、需要が伸びなかった原因について、中国経済の減速と金価格の高止まりだと分析している。

　世界2位を誇る中国経済の2012年の成長率は7.8％と、過去13年間で最低を記録した。(c)AFP