【2月23日 AFP】欧州最大の自動車メーカー、独フォルクスワーゲン(VolkswagenVW)は22日、2012年の純利益は自動車販売の増加により前年比40.9%増の217億ユーロ(約2兆7000億円)を記録したと発表した。

 12年の収益は前年比20.9%増の1927億ユーロ、販売台数は同12.2%増の927万6000台、営業利益は同2.1%増の115億1000万ユーロだった。

 一方で、監査役会が決定した給与体系の見直しやボーナスの上限導入などにより、12年の取締役会役員の給与総額は、前年の7000万ユーロから5600万ユーロに減少した。マルティン・ウィンターコルン(Martin Winterkorn)会長兼最高経営責任者(CEO)の給与総額は、前年の1750万ユーロから1450万ユーロに下がった。

 2012年に好調な業績をあげた同社だが、アナリストはより大幅な利益増を予想していたため、フランクフルト証券取引所の22日午後の取引で、フォルクスワーゲン株は4.26%落ち込み、下落率1位となった。(c)AFP