【2月22日 Relaxnews】オンライン旅行予約大手エクスペディア(Expedia)によると、ローマ法王ベネディクト16世(Benedict XVI、85)が2月末での退位を表明して以来、伊ローマ(Rome)への旅行予約が殺到している。イタリア国内からの予約に加え、フランスや法王の出身国ドイツからの予約が急増しているという。

 エクスペディアの19日の発表によれば、ローマ行き航空券の予約は法王の退位表明から24時間もたたずに急増。同社のフランス語予約サイトで26%増、イタリア語サイトでは50%増、ドイツ語サイトで60%増となった。

 ベネディクト16世は11日、高齢を理由に2月いっぱいで退位すると発表した。27日にバチカンのサンピエトロ広場(St Peter's Square)で、集まった信者や世界12億人のカトリック教徒に向けて、法王として最後のメッセージを語る。

歴史上、存命中のローマ法王が自ら退位する例はベネディクト16世が2人目。(c)AFP