【2月18日 AFP】馬肉が混入した牛肉製品が欧州全体で見つかっている中、17日に公表された英国の世論調査結果で、この問題を受けて英国の成人のほぼ3分の1が調理済み食品の消費を控えており、7パーセントの人が肉を食べること自体をやめたことが分かった。

 市場調査会社ComResが、英紙サンデー・ミラー(Sunday Mirror)およびインディペンデント・オン・サンデー(Independent on Sunday)向けに実施した世論調査によると、調査対象となった人の31パーセントが冷凍食品などの調理済み食品を食べることを見合わせている。

 また、全ての肉製品について「出どころに確信が持てるようになるまで」輸入を禁止することに賛成すると回答した人は53 パーセントに上り、そうは思わないと答えた33パーセントを上回った。

 この問題に対する英政府の対応については、44パーセントの人が適切に対処していると答えたのに対し、30パーセントは政府の対応に問題があったと答えている。

 この世論調査は、ComResが13~14日に2002人の成人を対象にインターネット上でアンケートを実施したもの。

 15日には英食品基準庁(Food Standards AgencyFSA)が、国内で検査された2501の牛肉製品のうち29製品が1パーセントを超える馬肉を含んでいたと発表している。(c)AFP