ブラジル知財当局、米アップルの「iPhone」商標登録出願を却下
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【2月14日 AFP】ブラジルの知的財産管理当局は13日、米アップル(Apple)が行っていた「iPhone(アイフォーン)」の商標登録出願を却下した。同国の家電メーカーが先に同じ商標を登録していたため。
ブラジル国立工業所有権院(INPI)の報道担当官はAFPに「アップルの『iPhone』商標登録出願は却下された」と述べた。この決定は正式に公表されている。
アップルは2007年、同名の人気スマートフォン(多機能携帯電話)の中南米市場への投入に合わせ、ブラジルで「iPhone」の商標登録を出願した。だがブラジルの家電メーカー、グラディエンテ(Gradiente)は2000年に「Gradiente iphone」という商標の登録を出願し、2008年に商標権を得ていた。
INPIによると、アップルは今後も「iPhone」の名で製品をブラジルで販売することはできるが、グラディエンテ側が商標の独占使用を求めて訴訟を起こす可能性がある。
アップルは、グラディエンテがこの商標を5年間にわたって使用していなかったとして商標権の取り消しをINPIに求めていた。だがグラディエンテは昨年末、「Gradiente iphone」と名付けた製品を発売してアップルに対抗し、市場関係者を驚かせた。
グラディエンテの独占的商標権は2018年に失効する。INPIは商標登録を審査する際、消費者の混乱を防ぐために複数の企業が同じ名称の製品を出さないようにすることなどを判断基準にしている。(c)AFP
ブラジル国立工業所有権院(INPI)の報道担当官はAFPに「アップルの『iPhone』商標登録出願は却下された」と述べた。この決定は正式に公表されている。
アップルは2007年、同名の人気スマートフォン(多機能携帯電話)の中南米市場への投入に合わせ、ブラジルで「iPhone」の商標登録を出願した。だがブラジルの家電メーカー、グラディエンテ(Gradiente)は2000年に「Gradiente iphone」という商標の登録を出願し、2008年に商標権を得ていた。
INPIによると、アップルは今後も「iPhone」の名で製品をブラジルで販売することはできるが、グラディエンテ側が商標の独占使用を求めて訴訟を起こす可能性がある。
アップルは、グラディエンテがこの商標を5年間にわたって使用していなかったとして商標権の取り消しをINPIに求めていた。だがグラディエンテは昨年末、「Gradiente iphone」と名付けた製品を発売してアップルに対抗し、市場関係者を驚かせた。
グラディエンテの独占的商標権は2018年に失効する。INPIは商標登録を審査する際、消費者の混乱を防ぐために複数の企業が同じ名称の製品を出さないようにすることなどを判断基準にしている。(c)AFP