【2月7日 AFP】英銀大手ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(Royal Bank of ScotlandRBS)は6日、ロンドン銀行間取引金利(LIBOR、ライボー)の不正操作をめぐり、総額6億1200万ドル(約570億円)相当の制裁金を支払うことで英米の規制当局と和解したと発表した。

 RBSは、英金融大手バークレイズ(Barclays)とスイス金融大手UBSに続きLIBORの不正操作を認めた3番目の銀行となった。RBSは過去に英政府の救済措置を受け、英政府はRBS株の81%を保有している。

 RBSによると、21人の職員が2006年10月~2010年11月にかけて主に円やスイスフランの金利の不正操作に関わっていたことが分かり、米商品先物取引委員会(Commodity Futures Trading Commission)から3億2500万ドル(約300億円) 、米司法省から1億5000万ドル(約140億円) 、英金融監督当局「金融サービス機構(FSA)」から8750万ポンド(約130億円)の制裁金が科された。(c)AFP/Roland JACKSON