【2月1日 Relaxnews】中国初のクルーズ船「海娜(Henna)号」が1月26日、海南島(Hainan Island)三亜(Sanya)市にある鳳凰島国際埠頭(Phoenix Island international port)から初航海へと出航した。

 海航旅業(HNA Tourism)が所有する「海娜号」は乗客定員1965人。客室739室のうち9室はバルコニー付のスイートルームで、船内にはレストランやデザイナーブランド店、カジノ、映画館、スパ、プールなどさまざまな施設が備わっている。

 1月~4月は三亜とベトナムのハロン湾(Ha Long Bay)やダナン(Da Nang)を結ぶ航路を、5月~9月は天津(Tianjin)や韓国のソウル(Seoul)や仁川(Incheon)、済州(Jeju)島を結ぶ航路を運航する。

「海娜号」の就航は、国際的なクルーズ会社がしのぎを削るアジア地域のクルーズ業界に中国が進出してきたことを意味する。国際クルーズ協会(Cruise Lines International AssociationCLIA)と欧州クルーズ協議会(European Cruise CouncilECC)は、今後数年で中国がクルーズ市場をけん引する存在となると予想している。(c)Relaxnews/AFPBB News