【1月23日 AFP】国際労働機関(International Labour OrganizationILO)は22日、昨年の世界全体の失業者数は前年比400万人増の1億9700万人に達し、今年はさらに500万人増えて2億人を超える見込みだと発表した。

 この2年間だけで新たに900万人が職を失い、世界金融危機が発生する前の2007年と比べて世界の失業者は2800万人増えたことになる。

 昨年の失業者数は、金融危機のさなかの2009年に記録した過去最高の1億9900万人に迫ったが、「2013年はこの記録を破るだろう」と、ILOのある専門家はAFPに語った。今年の失業者数は新たに510万人増えて、2億200万人を超える見込みだ。

 ILOはまた、2017年に失業者数は2億1060万人に達し、その頃まで世界の失業率は6%のままだろうと予測している。(c)AFP/Nina Larson