【1月9日 Relaxnews】米フロリダ(Florida)州オーランド(Orlando)にあるディズニーワールド(Disney World)では、園内への入場を始めホテル客室へのアクセスや食事などの支払いに使用できる識別機能付のリストバンドを導入する計画だ。早ければ、今春にも運用を開始するとみられる。

 米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)によると、このリストバンドはRFID(無線識別装置)を採用したものとなっている。ディズニーワールドのブログでは導入についてすでに言及しており、運用に向けたテストも開始されているが、具体的な導入日時については今のところ明らかにされていない。

「MyMagic+」と名付けられたこのシステム。クレジットカードにリンクさせることができるため、ゲストは現金を使わなくても施設内で買い物などを楽しむことができる。リストバンドは、客室のキーカード代わりにすることも可能で、さらにゲストに関する情報をリストバンドに記憶させることで、施設側はゲストへの対応を細かにカスタマイズすることもできるという。

 またリストバンドの利用で、園内の行列を効果的に解消することにも期待が寄せられている。ゲストはアトラクションを利用するためのチケットを、ウェブサイトやモバイルアプリを通じて事前に3枚分まで購入することができるようになり、紙のチケットを購入する手間が不要になる。(c)Relaxnews/AFP