【1月7日 Relaxnews】中東ドバイ(Dubai)から米ラスベガス(Las Vegas)、英ロンドン(London)に中国・鄭州(Zhengzhou)まで、世界各地で今「女性専用レストラン」の人気が高まっている。

 英夕刊紙イブニング・スタンダード(Evening Standard)によると、ロンドンでは2月1日、ソーホー(Soho)のフリスストリート(Frith Street)にあるレストラン「ソファキングクール(Sofakingcool)」が女性専用レストラン「KC’z Bar(ケーシーズ・バー)」として再出発する。店長が同紙に語ったところでは男性も出入り禁止ではないが、「女性の望みを最優先し」ネットワーク作りを重視するという。

 スタンダード紙も指摘しているが、ロンドンにはいまや女性向けレストランが幾つか集まっている。女性実業家たちが集うビジネスクラブ「The Sorority」や、女性をターゲットとする米ステーキチェーン「STK」、女性のためのビールテイスティングクラブ「Dea Latis」などだ。

 一方、米ラスベガスでは大みそかに、人気ドラマ「デスパレートな妻たち(Desperate Housewives)」の女優エヴァ・ロンゴリア(Eva Longoria)さんが経営する女性向けステーキハウス「SHe」がグランドオープンした。「狂騒の1920年代」に着想を得た同レストランは以前ナイトクラブだった店舗を改装したもので、ダンスフロアやキャットウオークもあり、ミラーやクリスタルで装飾されている。

 中国・河南(Henan)省鄭州のレストランも、女性がくつろげる空間を目指しており、男性は女性同伴でなければ入店できない。

 アラブ首長国連邦(UAE)のニュースサイト「Emirates247」によれば、サウジアラビアでも女性企業家が昨年、女性専用レストランを開店した。公共の場での見知らぬ男女の同席が禁じられている同国で、女性たちが警察の嫌がらせを避け安心して食事できる店を目指しているという。(c)Relaxnews/AFPBB News