バチカンが「現金のみ使用可」に、資金洗浄対策不十分でカード決済停止
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【1月7日 AFP】伊メディア報道によると、バチカン市国で今月1日から、全てのカード決済ができなくなっている。イタリア銀行(中央銀行)が決済監督体制の欠如を理由に、バチカン市国内におけるカード決済業務を管轄するドイツ銀行(Deutsche Bank)イタリア部門に決済業務停止を命じたためだ。
メディアは前週、イタリア銀行筋の情報として、バチカン市国のマネーロンダリング(資金洗浄)対策が国際基準を満たしていないため、イタリアで営業許可を取得した銀行の市国内での業務が不可能になったと伝えた。
伊紙レプブリカ(La Repubblica)は、年間500万人の観光客が訪れるバチカン美術館(Vatican Museum)の入場料は現在、現金支払いのみとなっていると伝えている。また、バチカン唯一の薬局ファルマシア・バチカーナや郵便局、商店でも決済ができなくなっている。
伊紙コリエレ・デラ・セラ(Corriere della Sera)によれば、法王庁のフェデリコ・ロンバルディ(Federico Lombardi)広報局長は、現在ドイツ銀行以外の決済業者と接触しておりカード決済は間もなく再開されると述べたという。(c)AFP
メディアは前週、イタリア銀行筋の情報として、バチカン市国のマネーロンダリング(資金洗浄)対策が国際基準を満たしていないため、イタリアで営業許可を取得した銀行の市国内での業務が不可能になったと伝えた。
伊紙レプブリカ(La Repubblica)は、年間500万人の観光客が訪れるバチカン美術館(Vatican Museum)の入場料は現在、現金支払いのみとなっていると伝えている。また、バチカン唯一の薬局ファルマシア・バチカーナや郵便局、商店でも決済ができなくなっている。
伊紙コリエレ・デラ・セラ(Corriere della Sera)によれば、法王庁のフェデリコ・ロンバルディ(Federico Lombardi)広報局長は、現在ドイツ銀行以外の決済業者と接触しておりカード決済は間もなく再開されると述べたという。(c)AFP