【12月3日 AFP】コーヒーチェーン大手スターバックス(Starbucks)は2日、英国で収益に応じた税金を納めていないとの批判を受けて、自社の税務を見直すと発表した。

 米シアトル(Seattle)に本社を置くスターバックスは1998年に英国に進出して以来、30億ポンド(約4000億円)の収入がありながら法人税860万ポンド(約11億4000万円)しか納めていないと英日曜紙サンデー・タイムズ(Sunday Times)が報じ、英議員や活動家らから批判の声が上がっていた。

 スターバックスはサンデー・タイムズの報道内容には触れなかったが、同社の税務について英国歳入関税局(HMRC)および英財務省と協議中であることを明らかにした。詳細は週内に発表するという。

 スターバックスは、過去3年間に英国内で4億ポンド(約530億円)の売り上げがあったが、同社のコーヒービジネス以外の分野にブランド使用に関わる商標使用料などを支払って継続的に赤字を計上していたために、英国の法人税を支払っていなかったことは認めていた。(c)AFP