【11月25日 AFP】アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)当局は24日、世界最大のショッピングモールと、ロンドン(London)のハイドパーク(Hyde Park)を上回る面積の公園を開発すると発表した。

 当局の声明によると、ムハンマド・ビン・ラシド・マクトム(Mohammed bin Rashid al-Maktoum)首長は、自らの名前を冠した新都市をドバイ内に作る計画を発表した。

 このプロジェクト「ムハンマド・ビン・ラシド・シティ(Mohammed bin Rashid City)」は、政府系持株会社ドバイ・ホールディング(Dubai Holding)と、世界一の超高層ビル「ブルジュ・ハリファ(Burj Khalifa)」を手掛けた上場企業エマール・プロパティーズ(Emaar Properties)が実施する。事業総額は明らかにされていない。

 プロジェクトには新たな住宅区の開発計画も盛り込まれているが、ドバイでは5年間続いたバブル経済が2009年に崩壊して以来、住宅の供給過剰が続いている。

 ドバイ当局によると、世界最大規模になる予定の「モール・オブ・ザ・ワールド(Mall of the World)は、年間8000万人の来場者の受け入れが可能。また、公園はハイドパークより「30%広い」とされる。(c)AFP