【11月3日 AFP】米ドルは2日、その他の主要通貨に対して軒並み値を上げた。同日に発表された10月の雇用統計で米国の失業率がわずかに改善した一方、欧州経済は停滞が続いていることに反応した。

 GMT2日午後9時(日本時間3日午前6時)時点、ニューヨーク外国為替市場でドルは対円で1ドル=80円47銭をつけた(前日終値は1ドル=80円13銭)。この日の取引では一時、4月以来の高値である1ドル=80円68銭をつけていた。

 米大手銀ウェルズ・ファーゴ(Wells Fargo)の通貨ストラテジスト、ベンネブルック(Nick Bennenbroek)氏はドルの値動きについて、「米国10月の雇用統計が改善したことで、全面高につながった」と述べている。(c)AFP