【11月3日 AFP】ニュージーランド航空(Air New Zealand)が、乗客を「ファンタジーの旅」へといざなう最新の機内用安全ビデオを公開した。ニュージーランドで今月プレミアを迎えるピーター・ジャクソン(Peter Jackson)監督の最新作『ホビット 思いがけない冒険(The Hobbit: An Unexpected Journey)』とタイアップしたもので、ホビットやオーク、エルフなどが登場し、シートベルト着用を促す。

 特殊効果は映画と同じ「ウェタ・ワークショップ(Weta Workshop)」が担当。CGキャラクターの「ゴラム(Gollum)」も登場し非常時の誘導灯を紹介するほか、ジャクソン監督自身や原作者J・R・R・トールキン(J.R.R. Tolkien)のひ孫2人もカメオ出演している。

 ニュージーランド航空のマーケティング責任者、マイク・トッド(Mike Tod)氏によると、同ビデオは映画公開に合わせたグローバル広告戦略の一環。オーストラリア、アジア、米国、欧州で『ホビット』にあわせたユニークなマーケティングを展開し、ニュージーランドに観光客を誘致する狙いがある。

 同社はこれまでにも、裸体にボディーペイントのみを施した客室乗務員が登場するビデオや、ラグビーのニュージーランド代表チーム「オールブラックス(All Blacks)」や米ラッパーのスヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)が出演する安全ビデオなどを制作している。

 映画『ホビット』とタイアップした動画は「http://www.youtube.com/airnewzealand?gl=US&uid=tQp6YD3Uc7Q439xlWL6APA」で見ることができる。(c)AFP