【10月19日 AFP】18日の米株式市場で米グーグル(Google)の第3四半期(7~9月期)決算が予想外に悪かったことから、同社株は一時前日比10%安まで下落し、同8.0%安の695.00ドルでこの日の取引を終えた。

 グーグルの第3四半期の純利益は前年同期の27億3000万ドル(約2160億円)より約20%少ない21億8000万ドル(約1730億円)だった。1株当たり利益は、市場予測の10.65ドルを下回る9.03ドルだった。

 グーグルは決算を株式市場の取引時間終了後に発表するのが通例だが、今回は取引時間中に明らかになった。通常なら同社のラリー・ペイジ(Larry Page)最高経営責任者のあいさつが掲載されるページには「PENDING LARRY QUOTE(ラリーの引用文待ち)」と書かれていた。

 グーグルは、有価証券報告書の印刷会社RRダネリー(RR Donnelley)が、グーグルが承認する前に決算報告書を米規制当局に提出したため、決算報告を完了させるまでの間、ナスダック(Nasdaq)市場でグーグル株の取引を一時停止させたと発表した。(c)AFP