ニュース 政治・経済 こぼれ話 「緊縮策はうんざり!」バチカン大聖堂の屋根で決死の抗議 2012年10月4日 14:37 発信地:バチカン市国 [ ヨーロッパ バチカン市国 ] このニュースをシェア ‹ › ❮ 1/9 ❯ イタリア政府の緊縮財政策に抗議する男性が2日、バチカン市国にあるサンピエトロ大聖堂(St. Peter's Basilica)の高さ130メートルの屋根によじ上り、約24時間にわたって居座った。 男性はイタリア北部トリエステ(Trieste)で海の家を経営するマルチェロ・ディフィニツィオ(Marcello Di Finizio)さん。ディフィニツィオさんが掲げた垂れ幕には「助けて!モンティ(伊首相)にも欧州にもうんざりだ。これが(経済)成長と呼べるのか。社会的な殺りくじゃないか!」と緊縮財政策への抗議メッセージが書かれていた。 ディフィニツィオさんは伊紙コリエレ・デラ・セラ(Corriere della Sera)の取材に携帯電話で答え「心から人生を愛しているからこそ、命を懸けている。イタリア政府がみんなを殺したいならそれもいいが、やるなら何百万人もの目の前でやるべきだ」と語った。 翌3日も「絶対に下りない。もう崖っぷちなんだ。俺は命を懸けている」と大聖堂の屋根から動かなかったディフィニツィオさんだが、夜遅くになって警官や消防隊の助けで無事地上へ戻った。(c)AFP/FILIPPO MONTEFORTE 画像作成中 ! 【10月4日 AFP】イタリア政府の緊縮財政策に抗議する男性が2日、バチカン市国にあるサンピエトロ大聖堂(St. Peter's Basilica)の高さ130メートルの屋根によじ上り、約24時間にわたって居座った。(c)AFP 政治・経済 一覧へ> メディア・報道関係・法人の方向け 写真・動画 購入のお問合せ>