【10月4日 AFP】「支持している候補者が負けたら、こんな国出て行ってやる!」と宣言したことは?米格安航空会社(LCC)のジェットブルー航空(JetBlue Airways)は3日、そんな気難しがり屋にうってつけのキャンペーンを発表した。今年11月の米大統領選で負けた候補者の支持者に、航空券を無料でプレゼントするという。

「選挙プロテクション(Election Protection)」と銘打たれたこのキャンペーンは、民主党のバラク・オバマ(Barack Obama)現大統領と共和党のミット・ロムニー(Mitt Romney)候補の初のテレビ討論会を前に発表された。

 ジェットブルー航空のマーケティング担当副社長、マーティ・セントジョージ(Marty St. George)氏は声明で「『自分の候補者が勝たなかったら、こんな国出て行ってやる』というせりふは、誰しもが聞いたことがあるはずです。私たちは、政治的な喧騒(けんそう)から回復し、候補者が負けたら町を出るという宣言を実行する機会を皆さんに提供しようと決めました」と発表した。

 キャンペーンの参加資格を得るにはジェットブルー航空のウェブサイトで候補者を選び、交流サイト(SNS)のフェイスブック(Facebook)を通じて参加登録をしなければいけない。負けた候補者を選んだ人の中から抽選で1000人以上に航空券が無料で進呈される。

 ジェットブルー航空の国際直行便は、アルバ(Aruba)島、バルバドス、ジャマイカ、コスタリカなど21都市へ運航している。

 やっぱり母国が恋しくなってもご安心を。このキャンペーンでは往復航空券が提供される。(c)AFP