【9月20日 AFP】米誌フォーブス（Forbes）が19日発表した2012年版の米国長者番付は、米マイクロソフト（Microsoft、MS）創業者のビル・ゲイツ（Bill Gates）氏が前年に引き続きトップの座を維持した。慈善事業にも携わるゲイツ氏の資産総額は、前年比10％増の660億ドル（約5兆1700億円）だったという。

　2位は投資家のウォーレン・バフェット（Warren Buffett）氏の460億ドル（約3兆6000億円）、3位は米ソフトウエア大手オラクル（Oracle）の共同創設者ラリー・エリソン（Larry Ellison）氏の410億ドル（約3兆2100億円）だった。

■ザッカーバーグ氏は資産ほぼ半減

　番付トップのゲイツ氏がこの1年で資産を70億ドル（約5500億円）増やしたのと対照的に、米SNSフェイスブック（Facebook）創設者のマーク・ザッカーバーグ（Mark Zuckerberg）氏の資産総額は前年から81億ドル（約6300億円）減の94億ドル（約7400億円）で、番付も36位と大きく後退した。

　また、前年10位だった投資家のジョージ・ソロス（George Soros）氏も、資産総額190億ドル（約1兆4900億円）で15位に後退した。

　一方、ニューヨーク市（New York City）のマイケル・ブルームバーグ（Michael Bloomberg）市長の資産は55億ドル（約4300億円）増え、250億ドル（約1兆9600億円）でトップ10に返り咲いた。

　フォーブス誌によると、2012年の米富豪トップ400人の資産の合計額は1兆7000億ドル（約133兆円）で、株価の回復やロサンゼルス（Los Angeles）やニューヨーク（New York）での不動産価格の上昇により、前年比2000億ドル（約15兆6000億円）増加した。美術品価格の高騰も富豪らの資産額増加に貢献したという。(c)AFP