【8月24日 AFP】ドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相とフランスのフランソワ・オランド(Francois Hollande)大統領は23日、ベルリン(Berlin)で会談し、ギリシャの財政危機などについて協議した。

 オランド大統領の到着後間もなく行われた記者会見でメルケル首相は「われわれが約束したことを守るのは私にとって重要なことだが、ギリシャにも改革を続けて欲しいと思う」と述べ、オランド大統領は「ギリシャにはユーロ圏にとどまって欲しいと考えているが、それはギリシャ次第だ」と述べた。

 ギリシャのアントニオ・サマラス(Antonis Samaras)首相は24日にベルリンでメルケル首相と、25日にはパリ(Paris)でオランド大統領と会談する予定になっている。

 サマラス首相は22日、独紙ビルト(Bild)に「ギリシャは息をつく余裕が必要だ」と語っており、支援の条件となっている約115億ユーロ(約1兆1300億円)の歳出削減や包括的な経済改革の期限延長を求めるとみられている。(c)AFP/Richard Carter