【8月17日 AFP】16日の米株式市場は、失業者数や住宅着工件数のデータから、米経済の足取りは重いものの着実に改善しているとの見方が広がって上昇した。

 アンゲラ・メルケル(Angela Merkel)独首相が訪問先のカナダ・オタワ(Ottawa)で欧州中央銀行(ECB)を支持すると発言し、欧州単一通貨ユーロ防衛のためならあらゆる手段を取ると語ったマリオ・ドラギ(Mario Draghi)ECB総裁への支持と受け取られたことも材料視された。

 ダウ工業株30種平均(Dow Jones Industrial Average)の終値は前日比85.33ドル(0.65%)高の1万3250.11ドル。幅広い銘柄を含むスタンダード&プアーズ(S&P)500指数は同9.98 ポイント(0.71%)高の1415.51、ハイテク株中心の米ナスダック(NASDAQ)市場は同31.46ポイント(1.04%)高の3062.39で取引を終えた。

 しかし交流サイト最大手フェイスブック(Facebook)は、この日の終値が前日比6.3%安の19.87ドルとなり、初めて20ドルを下回って上場後最安値を更新した。10日にニューヨーク証券取引所(New York Stock ExchangeNYSE)に上場したばかりのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)の終値は13.77ドルとなり、初めて公募価格(14ドル)を下回った。(c)AFP