【7月28日 AFP】韓国のサムスン電子(Samsung Electronics)が27日発表した2012年4~6月期決算は、純利益が5兆1900億ウォン(約3580億円)、営業利益は6兆7200億ウォン(約4600億円)と、いずれも四半期ベースで過去最高を記録した。世界的な景気低迷の中、スマートフォン(多機能携帯電話)販売の好調が勢いとなった。
 
 前年同期比では純利益が48%増、営業利益は79%増だった。売上高は21%増の47兆5900億ウォン(約3兆2800億円)。サムスンは、スマートフォンを含む携帯機器に対する強い需要や、超薄型テレビの好調な販売が業績を押し上げたとしている。

 米調査会社ストラテジー・アナリティクス(Strategy Analytics)が27日発表したところによると、4~6月期のサムスンのスマートフォン出荷台数は5050万台と、四半期ベースの出荷台数としては他社も含めて過去最高の数字となった。4~6月期、同社のスマートフォンンの世界市場シェアは34.6%に拡大し、首位を維持した。一方、ライバルの米アップル(Apple)は17.8%だった。(c)AFP