【7月25日 AFP】米アップル(Apple)が24日発表した2012年4~6月期決算は、売上高が前年同期比22.5%増の約350億ドル(約2兆7400億円)、純利益が同20.5%増の約88億ドル(約6900億円)で増収増益となったが、どちらも市場予想を下回った。

 同四半期のアップルの売上高について、アナリストらは370億ドル(約2兆8900億円)に達すると予想していた。

 タブレット型情報端末「iPad(アイパッド)」の売れ行きが好調な一方で、スマートフォン(多機能携帯電話)の「iPhone(アイフォーン)」は新モデル発売を見込んで買い控えが起きたことが予想を下回った主な要因。ピーター・オッペンハイマー(Peter Oppenheimer)最高財務責任者(CFO)は電話会見で、欧州での販売低迷とドル高の影響も挙げた。

 同四半期の販売台数は、iPadが前年同期比84%増の約1700万台、iPhoneが同28%増の約2600万台だった。

 アップルの決算が市場予想を下回ることはまれで、アップル株は時間外取引で5%以上急落して567.80ドルをつけた。(c)AFP/Glenn Chapman