【7月23日 AFP】スマートフォン(多機能携帯電話)世界最大手、韓国のサムスン電子(Samsung Electronics)の申宗均(シン・チョンギュン、J.K. Shin)社長は、同社の最新モデル「ギャラクシーS3(Galaxy S III)」の販売台数が発売から約2か月で1000万台を超えたとみられると明らかにした。韓国の聯合ニュース(Yonhap News)が22日報じた。

 ヨーロッパで5月に発売されたギャラクシーS3は強い需要で迎えられている。サムスン電子のモバイルコミュニケーション事業の責任者である申社長は前月、140を超える国と地域で販売されているギャラクシーS3の販売台数について、7月末までに韓国で100万台、全世界では1000万台を超える見込みだと発表していた。

 米アップル(Apple)との特許をめぐる法廷闘争を世界各地で繰り広げているサムスン電子は、今年発売されると予想されているアップルのスマートフォン「iPhone」の新モデルが登場する前にギャラクシーS3が市場シェアを伸ばすことに期待をかけている。

 サムスン電子は今月、主力製品であるギャラクシーシリーズの販売が好調なことから、第2四半期の営業利益は過去最高の6兆7000億ウォン(約4600億円)になる見通しだと発表している。(c)AFP