中国・三峡ダムが全面稼働、発電量は原発15基分
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【7月6日 AFP】中国・湖北(Hubei)省の長江(揚子江、Yangtze River)に総工費225億ドル(約1兆8000億円)をかけて建設された三峡ダム(Three Gorges Dam)で4日、発電タービン32基全てが運転を開始し、全面稼働となった。最大発電量は2250万キロワットで、原子力発電所15基分に相当。貯水池は全長600キロにわたる。
2003年に運用を開始した三峡ダム建設にあたっては140万人が立ち退きを強制され、周辺住民や国外の専門家から厳しい批判を招いた。また、ダム建設地域の地下には多くの断層が交差していることも分かっている。(c)AFP