【6月12日 AFP】外国人駐在員にとって最も生活費がかかる都市の1位に、東京が返り咲いた。組織・人事コンサルティング会社マーサー(Mercer)が12日に発表した調査結果で明らかになった。

 2位は前年1位だったアンゴラの首都ルアンダ(Luanda)。3位は大阪で、ロシアのモスクワ(Moscow)が4位、スイスのジュネーブ(Geneva)が5位と続く。

 一方、ユーロ危機でユーロの対ドルレートが下落したため、欧州の都市は軒並み順位を下げた。

 前年27位だった仏パリ(Paris)は37位に、伊ローマも同34位から42位に落ちた。ギリシャのアテネ(Athens)は同53位から77位に転落している。

 最も生活費が安い都市はパキスタンの港湾都市カラチ(Karachi)だった。 

 マーサーの調査は、米ニューヨーク(New York)を指標として、世界の214都市について家賃、食費、交通費など200を超える生活費項目を比較したもの。企業が駐在員の海外滞在手当てを算出する際の参考用に、毎年実施している。(c)AFP

【関連記事】
外国人滞在者の生活費が高い都市、1位ルアンダ 2位東京
生活費が最も高いのは、東京ではなくアフリカの都市
駐在員にとって最も物価が高い都市、東京・大阪が1位2位独占