【6月4日 AFP】(一部更新)週明け4日の東京株式市場で、ソニー(Sony)の株価が1980年8月以来初めて1000円の大台を割り込んだ。

 ソニー株は午前の取引開始直後に前営業日比2.3%安の990円を付けた。その後、一時1000円台を回復したが、終値は1.67%安の996円と再び沈んだ。

 市場関係者によるとソニー株の上場来高値は、家庭用ゲーム機「プレイステーション2(PlayStation 2PS2)」が発売された2000年に付けた1万6950円(株式分割反映ベース)。当時の時価総額は11兆円だったが、現在は約1兆円に落ち込んでいる。

 4日の東京市場は、前週末の米ニューヨーク(New York)市場の株価下落や世界経済の先行き不安からほぼ全面安の展開。日経平均株価(Nikkei 225)は前営業日比144円62銭安の8295円63銭で引け、前年11月下旬以来半年ぶりの安値水準となった。(c)AFP