【6月1日 AFP】円と人民元との直接取引が、東京と上海(Shanghai)の外国為替市場で1日午前から始まった。これにより円と人民元間では米国ドルを介さずに直接の決済が可能となり、手続きが簡便化されるうえ、手数料も節約できる。

 経済力を高める中国には、円との直接取引導入で国際市場における人民元の利便性を高めたい狙いがある。

 上海の中国外貨取引センター(China Foreign Exchange Trade System)によると、初日の取引時間中のレートは開始時の100円=8.1074元よりも円高水準で推移し、同8.1155元を付けた。(c)AFP/Bill Savadove