1923年製ライカ、過去最高の2億2300万円で落札
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【5月13日 AFP】1923年に製作されたドイツの高級カメラ「ライカ(Leica)」の試作機が12日、オーストリアのウィーン(Vienna)でオークションにかけられ、カメラとしては過去最高額の216万ユーロ(約2億2300万円)で落札された。
ウィーンにあるギャラリー・ヴェストリヒト(Galerie Westlicht)で行われた競売に出品されたのは、0型ライカ(ヌル・ライカ)と呼ばれる機種。1925年にライカが量産体制に入る以前に市場テスト用に25台だけ作られた試作機で、現存が確認されているのは12台しかない。
この日の競売は30万ユーロ(約3100万円)で開始され、60万~80万ユーロ(約6100万円~約8250万円)での落札が予想されていた。しかし実際の落札価格は予想を大きく超えて180万ユーロ(約1億8600万円)に達し、税込みで216万ユーロ(約2億2300万円)となった。落札者は匿名を希望している。
こうしたカメラの競売価格は、写真術誕生初期の機材に対する関心の高まりを表すバロメーターとなっている。
0型ライカは2007年に初めて競売に登場し、この時の落札額は33万6000ユーロだったが、昨年行われた競売ではカメラとして当時、過去最高額の132万ユーロで落札された。今回はさらに80万ユーロも高い値がついた。(c)AFP
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