【4月30日 Relaxnews】光り輝く最先端の商業施設が並ぶ香港(Hong Kong)にこのほど、古い警察署庁舎を改築したホテルがオープンした。歴史的建造物の有効利用を進めるプロジェクトの第2弾となる。

 今年3月末に営業を開始した「大澳ヘリテージ・ホテル(Tai O Heritage Hotel)」は、1902年に建てられた大澳警察署(Tai O Police Station)の庁舎を修復したもの。新たなイメージとともに生まれ変わり、香港政府からも「時代を超え、香港の文化遺産をたたえるもの」と歓迎されている。

 かつて香港の小さな漁村・大澳の村民を海賊から守るため派遣された警察官らが滞在した、この庁舎。現在では、4つ星の部屋9室とオーシャンビューをめいっぱい堪能できるガラス張りの屋上レストランが「通」の旅行者を出迎えている。宿泊料金は、1泊1380~2300香港ドル(約1万4000~2万4000円)だ。

 このホテルは、歴史的建造物の再生計画「活化歴史建築伙伴計劃(Revitalising Historic Buildings Through Partnership Scheme)」の一環としてオープンしたもので、2009年にも尖沙咀(Tsim Sha Tsui)の港を望む水上警察本部の庁舎(1881年完成)を改装したホテル「1881ヘリテージ(1881 Heritage)」がオープンしている。(c)Relaxnews/AFPBB News

【参考】
「大澳ヘリテージ・ホテル」公式サイト
「1881ヘリテージ」公式サイト(音が出ます)