【4月26日 AFP】英統計局(Office for National StatisticsONS)が25日発表した2012年第1四半期(1~3月)の実質国内総生産(GDP)は前期比0.2%減だった。11年第4四半期(10~12月)は0.3%減だったため2四半期連続のマイナス成長となり、英国は景気後退に入ったことが明らかになった。

 GDPが2四半期連続で縮小すると景気後退とされる。ユーロ圏を中心とした欧州全域で景気後退が広まりつつある。

 デービッド・キャメロン(David Cameron)英首相はGDP統計を受け、「英経済は困難な状態にある」と述べるとともに、経済成長を妨げる懸念があるとしつつも財政支出削減を堅持する姿勢を示した。(c)AFP/Roland Jackson