【4月12日 AFP】ドイツ東部ライプチヒ(Leipzig)の公共交通機関が一丸となり、自家用車で通勤する人々を対象にバスや鉄道、路面電車の乗車料金を4日間無料にするキャンペーンを実施している。

 10日始まったこのキャンペーンは、ガソリン価格の高騰、交通渋滞、温室効果ガスの排出などの問題を抱えた車での通勤をやめ、今後は「より優れた交通手段」へと移行するよう推奨するもの。

 ライプチヒ交通サービス(Leipzig Transport Service)のウルフ・ミッデルベルク(Ulf Middelberg)氏は、「われわれは真の代替手段を提供できる。車を家に置いて、公共交通機関を利用して欲しい」と話している。

「気が狂いそうなガソリン価格など忘れよう――切り替えの時が来た」と銘打たれたキャンペーンでは、車の所有者とその家族は自動車登録書を提示すればバスや鉄道が無料になる。

 ドイツでは前週、ガソリン価格が過去最高を記録。現在も1リットル=1.7ユーロ(約181円)と高値が続いている。(c)AFP