IMF、イラン情勢で原油価格上昇を警戒
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【3月21日 AFP】国際通貨基金(IMF)のクリスティーヌ・ラガルド(Christine Lagarde)専務理事は20日、イラン産原油の供給が断たれると原油価格は最大30%上昇する可能性があり、世界経済の「深刻なリスク」になる恐れがあると述べた。
世界第2の産油国であるイランは核兵器開発疑惑をめぐって西側諸国と対立しており、状況次第で原油価格が急上昇する恐れがあるとみられている。
中国訪問に続いてインド入りしていたラガルド専務理事はインド訪問を終えるにあたってニューデリー(New Delhi)で記者会見し、「イランの原油輸出量が大幅に減少した場合、世界経済への打撃は明らかに大きく、当分の間原油価格の上昇を招くだろう」と述べた。
IMFはイラン産原油の供給が停止した場合、原油価格は20~30%上昇すると試算していると語った同専務理事は、原油価格の指標となっているブレント原油が現在の1バレル125ドル(約1万円)から急激に上昇すると、他の産油国が穴埋めできるようになるまでは「世界経済に深刻な影響があるだろう」と述べた。(c)AFP/Penny MacRae
世界第2の産油国であるイランは核兵器開発疑惑をめぐって西側諸国と対立しており、状況次第で原油価格が急上昇する恐れがあるとみられている。
中国訪問に続いてインド入りしていたラガルド専務理事はインド訪問を終えるにあたってニューデリー(New Delhi)で記者会見し、「イランの原油輸出量が大幅に減少した場合、世界経済への打撃は明らかに大きく、当分の間原油価格の上昇を招くだろう」と述べた。
IMFはイラン産原油の供給が停止した場合、原油価格は20~30%上昇すると試算していると語った同専務理事は、原油価格の指標となっているブレント原油が現在の1バレル125ドル(約1万円)から急激に上昇すると、他の産油国が穴埋めできるようになるまでは「世界経済に深刻な影響があるだろう」と述べた。(c)AFP/Penny MacRae