【3月21日 AFP】ギリシャ財務省は20日、欧州連合(EU)などによる第2次支援の第1回融資として75億ユーロ(約8300億円)を受け取ったと発表した。内訳はユーロ圏から59億ユーロ(約6500億円)、国際通貨基金(IMF)から16億ユーロ(約1800億円)。

 ギリシャ議会は20日にEUなどによる第2次支援策を批准する見通し。暫定連立政権のルーカス・パパデモス(Lucas Papademos)首相は議会の過半数を掌握していることから、批准は確実視されている。

 一方、18日に左派・全ギリシャ社会主義運動(PASOK)の党首に選ばれたエバンゲロス・ベニゼロス(Evangelos Venizelos)財務相は19日、5月初旬に行われるとみられる総選挙の準備に専念するためとして辞意を表明した。後任にはフィリポス・サキニディス(Philippos Sachinidis)財務次官(49)が有力視されている。(c)AFP