【3月17日 Relaxnews】オンラインホテル予約サイト大手のHotels.comは、今夏ロンドン五輪が開催されるロンドン(London)で、ホテルの宿泊費が前年の3倍に跳ね上がる可能性があると明らかにした。

 同社によると、オリンピック選手や関係者、観客が押し寄せるため、五輪開催中の宿泊費は前年同期より102%増の1泊平均213ポンド(約2万8000円)になるという。

 同社代表のデビッド・ロシェ(David Roche)氏は、ホテル側がどれだけ値を釣り上げられるか見極めるため、最後まで部屋を貸し惜しみする可能性があると指摘。ただ、前年のウィリアム王子の結婚式の際にこの手法を利用したホテルは、結局空室率が高くなったという。

 べらぼうに高い宿泊費を払うのに抵抗がある人には、幸い他の選択肢もある。

 最も利用されるであろう手段はキャンプで、前年の「World Travel Market」のトレンド報告書によると、ロンドンの住人はcampinmygarden.comなどのサイトを通して自宅の庭をキャンプ場として貸し出すだろうという。

 より本格的なキャンプ施設を求める向きには、英キャンピング&キャラバニング・クラブ(Camping and Caravanning Club)などのキャンプ団体が提供する施設がある。

 だがロンドンの天気を考えれば、借り部屋でもとにかく壁に囲まれた部屋にこだわるという人もいるだろう。そういう人のためには、自宅の貸し借りを仲介する会社のAirbnbが、五輪期間向けの短期賃貸物件をホテルより大幅に割安な価格で紹介する特別ページを設けている。(c)Relaxnews/AFPBB News